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「桜を見る会」めぐり 野党が審議に復帰

2019年11月29日 15:20
「桜を見る会」めぐり 野党が審議に復帰

首相主催の「桜を見る会」をめぐり、野党側は政府の説明が不十分だとして、29日朝から国会審議を欠席していたが、与党側から一定の回答が得られたとして、審議に復帰した。

野党側は与党側の説明によってマルチ商法で行政指導を受けた「ジャパンライフ」元会長の招待は、安倍首相ら官邸の推薦によるものだと分かったとして、国会での追及を強める構え。

立憲民主党など野党はジャパンライフの元会長に送られた受付票の「60」の通し番号が首相枠を示すものだと主張し、政府がこれを認めなかったため、29日朝から国会審議を欠席していた。

ところが正午前に行われた与野党国対委員長会談で、自民党の森山国対委員長は、野党側が入手した通し番号60番が首相・官房長官の推薦枠であることを記した資料が、内閣府のものであることを認めた。

立憲民主党の安住国対委員長は「一応の答えを得た」として、午後からの国会審議に復帰する考えを示した。

立憲民主党・安住国対委員長「ジャパンライフの会長(の受付票)に『60』と書いてありましたけど、首相・官房長官枠ということになると思います。どういう経緯で(招待状を)出したのか、ここを聞かないといけないということだと思います」

野党側はジャパンライフの元会長の招待に安倍首相ら官邸が関与した疑いがあるとみていて、その経緯を追及する方針。