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ジャパンライフ元会長“首相招待枠”と追及

2019年11月28日 15:29
ジャパンライフ元会長“首相招待枠”と追及

首相主催の「桜を見る会」に、マルチ商法で行政指導を受けた「ジャパンライフ」の当時の会長が招待されていた問題で、野党側は安倍首相による招待だったのではないかと追及を強めている。

野党側は、政府が招待の経緯を明らかにしないことに反発し、今後の国会審議に応じない構え。

「桜を見る会」の招待状には番号が記載された受付票が同封されている。野党側は「ジャパンライフ」の当時の会長に届いたとされる受付票の「60」の通し番号が総理枠を示すものだと主張している。

参議院の行政監視委員会の理事懇談会で、野党側は政府に対し説明を求めたが、政府側は「受付票も招待名簿も廃棄したので分からない」と述べるにとどめた。

立憲民主党・安住国対委員長「通し番号の確認すら認めないということであれば、この先審議を行うのは非常に難しいのではないか」

野党各党は、緊急の衆参国対委員長会談を開き、29日以降の国会審議に応じないことで一致した。

こうした中、菅官房長官は会見で、廃棄した今年の招待者名簿のデータについて、「復元することはできないと聞いている」と説明した。ただ、復元ができない理由については、「技術的にそうなのか、ルール的にそうなのか、そうしたことは承知していない」と述べた。