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「桜を見る会」“反社勢力”招待で野党追及

2019年11月27日 15:25
「桜を見る会」“反社勢力”招待で野党追及

首相主催の「桜を見る会」をめぐり、野党側は、招待者の中に反社会的勢力が含まれていた問題で追及を強めている。

野党側は、官邸幹部の推薦者については、内閣府などがチェックしなかったため、反社会的勢力まで招待される事態になったのではないかと指摘した。

日本共産党・山添拓議員「総理等からの推薦名簿が、内閣官房でも内閣府でも決裁されない、ノーチェックとなっていたために、社会的に問題のある人も招かれていた、これが実態ではありませんか」

菅官房長官「今後、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討し、予算や招待人数も含めて、全般的に見直しを、幅広く意見を聞きながら行ってまいります」

また、共産党の山添議員が招待者名簿について、「後ろめたさがある部局だけが、資料要求を受けて、慌てて廃棄したのではないか」とただしたのに対し、菅官房長官は「あらかじめ決められた手続きにそって廃棄したものであり、組織的隠蔽(いんぺい)との指摘はあたらない」と反論した。

立憲民主党・安住国対委員長「反社会的勢力や、半グレといわれるような人たちが、税金を使ったこういう公の行事に、飲んで食べて、それで長官なんかと一緒に写真を撮ってる姿がブログに掲載をされたと。捜査対象になるんじゃないかっていう事案になってきたと思います」

一方、野党の国対委員長らの会談では、反社会的勢力が「桜を見る会」に出席していたことを受けて、菅官房長官の「進退に関わる問題」として、責任を追及する方針で一致した。