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GSOMIA 日韓どちらが譲歩したのか

2019年11月26日 5:17

先週、韓国政府が一転して失効回避の判断をした日韓の軍事機密保護協定=GSOMIA。25日夜の深層NEWSでは、今回の決定は日本と韓国のどちらが譲歩したのか、議論した。

森本敏元防衛相「(日韓)両方とも自分の方がやや有利だった、勝ったと思いたいし、また、そういう報道があるけど、客観的に見ると、51対49ぐらいで日本が譲った感じがする」

笹川平和財団・小原凡司上席研究員「譲ったのはまず日本側から、表面的には譲ったということにはなっていますが、韓国がGSOMIAの破棄を延期せざるを得ない状況には持って行ったという点では、日本側の方に得点があるように思える」

一橋大学大学院・クォン・ヨンソク准教授「今回の措置は“負けないゲーム”をしたんだと思う。日・米・韓が。どこも負けてないと思う。ということは、日・米・韓、みんなが勝ったとも言えるような状況なので、非常に絶妙な措置」

ただ、森本元防衛相は、輸出管理をめぐる今後の日本と韓国の話し合いが折り合わなかった場合でも、韓国にGSOMIAを失効させる道は取れなくなっており、日本と韓国の立場は逆転するのではないかとの見方を示した。