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千年の伝統 防府天満宮の「裸坊祭」 山口

2019年11月24日 15:09
千年の伝統 防府天満宮の「裸坊祭」 山口

1000年以上続く伝統の祭り。「裸坊(はだかぼう)祭」として親しまれている山口・防府天満宮の御神幸祭(ごじんこうさい)が、23日夜から行われている。

ことしで1016回目となる防府天満宮の御神幸祭「裸坊祭」は、無実の罪で左遷された菅原道真のみ霊を慰めるための神事。「兄弟わっしょい」の掛け声のもと、白装束に身を包んだ約5000人の裸坊たちが、二つの神輿(みこし)を拝殿から担ぎ出した。

続いて現れたのは、重さ500キロの「御網代輿(おあじろこし)」。道真公のみ霊をのせ、「触れると御利益がある」とされる御網代輿。拝殿から現れると、裸坊たちが一斉に群がり、そのまま石段を滑り下りた。

御網代輿と二つの神輿は、み霊を慰めるために道真公が上陸したとされる2.5キロ離れた勝間の浦の御旅所に向かった。