米“排ガス基準”政権と加州の対立激化
アメリカのトランプ政権が自動車の環境基準を緩和しようとしていることをうけ、カリフォルニア州が猛反発、日本の自動車メーカーを巻き込んだ対立が起きている。
環境対策に積極的なカリフォルニア州などは、独自に、より厳しい自動車の排ガス基準を設けているが、トランプ政権が州の権限を取り消そうとしたところ、州側は猛反発し、訴訟を起こした。
さらに、カリフォルニア州の知事は、今月、政権側を支持するトヨタ自動車などから公用車を購入しない方針を発表し、対立が、自動車メーカーを巻き込んでいる。
北米トヨタ ジャック・ホリス副社長「私たちはトランプ政権側についたわけではない。(統一された)ひとつの基準にするべきだという立場だ」
一方、ホンダなどはカリフォルニア州を支持していて、自動車業界を二分する事態にもなっている。