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「桜を見る会」問題で新事実も

2019年11月20日 12:40
「桜を見る会」問題で新事実も

安倍首相の通算在職日数が20日で2887日となり、戦前の桂太郎元首相を抜いて歴代単独1位となった。そうした中、国会では「桜を見る会」の問題で新たな事実も明らかになった。

再来年9月までが自民党総裁としての任期だが、最大の課題は憲法改正だ。ただ、長期政権のおごりも指摘される中、求心力をどう維持するかが焦点となる。

安倍首相「薄氷を踏む思いで、緊張感を持って歩みを始めた初心を忘れずに、全身全霊をもって政策課題に取り組んでいきたい」

一方、国会では「桜を見る会」の問題をめぐり、安倍首相が答弁に立った。安倍首相はこれまで前日の後援会の夕食会について会場のホテルの宿泊者が多数のため5000円の会費が可能だったなどと説明していた。

ただ、2015年については宿泊先のホテルと会場のホテルが異なると指摘され、次のように述べた。

安倍首相「2015年は当初夕食会場であり、かつ多くの参加者が宿泊することが予定されていたホテルにおいて、事務的な手違いにより、夕食会場が確保できないことが判明し、急きょ別のホテルに夕食会場を変更した。ホテル側と相談を行った結果、提供するサービスの内容や、参加者の規模等を勘案し、1人当たり5000円という価格設定になった」

また安倍首相は今年の夕食会については「ホテル側から明細書の発行はなかった」と明言した。

一方、衆議院の内閣委員会で菅官房長官は、安倍首相におよそ1000人の推薦枠があったことを明らかにした。さらに政府側は安倍事務所が参加者をつのる過程で昭恵夫人からの推薦もあったことを明らかにした。