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北、トランプ氏の呼びかけに牽制「決断を」

2019年11月18日 23:25

アメリカのトランプ大統領が米朝首脳会談の開催を呼びかけたことについて、北朝鮮外務省が18日、談話を発表し、「敵視政策を撤回する決断を下すべきだ」とアメリカを牽制(けんせい)した。

トランプ大統領は17日、「すぐに行動し取引を完了すべきだ」などとツイッターに投稿し、金正恩委員長に対し、4回目の米朝首脳会談の開催を呼びかけた。

これについて北朝鮮外務省の金桂官顧問は18日、談話を発表し、「アメリカが本当に対話のひもを手放したくないのであれば、敵視政策を撤回する決断を下すべきだ」と牽制した。

こうした中、北朝鮮外務省の崔善姫第1次官が18日、ロシアに向けて出発した。北朝鮮メディアが伝えたもので、アメリカとの非核化協議の再開に向け、ロシア側と意見交換を行う可能性がある。