１５日、アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、アメリカと中国の貿易協議が進展するとの期待が高まり、史上初めて２万８０００ドルの大台を突破した。

１５日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日の終値から２２２ドル９３セント値を上げ、２万８００４ドル８９セントで取引を終えた。２万８０００ドルの突破は取引時間中、終値ともに史上初めて。

この日は、アメリカの政府高官が中国との貿易協議を巡り、第一段階の合意に署名する可能性について「非常に高い」などと発言したと伝わった。これを受け、「ボーイング」など中国との関係が深い銘柄を中心に買われた。午後に入り、ヘルスケア関連も買われると上げ幅は拡大し、取引終了直前に２万８０００ドルの大台を突破した。

市場関係者は「今後は米中協議で具体的な成果が得られるかが焦点になる」と話している。