×

文大統領「日本と軍事情報の共有は難しい」

2019年11月15日 21:24

日本と韓国が軍事機密を共有するための協定=GSOMIAの失効が来週に迫る中、韓国の文在寅大統領は15日、協定の維持を求めるアメリカのエスパー国防長官と会談し、「日本と軍事情報の共有は難しい」と述べた。

韓国大統領府によると、文大統領はエスパー長官との会談で、今月22日を限りに失効する日韓のGSOMIAについて、意見を交換した。

文大統領は「安全保障上、信頼できないとの理由から輸出管理を強化した日本と軍事情報の共有は難しい」と述べ、日本側が措置を撤回しない限り、破棄の決定を見直す考えはないと強調した。

一方で文大統領とエスパー長官は、日米韓3か国の安保協力が重要との認識で一致し、エスパー長官は、問題の解決に向け、日本にも努力するよう要請すると述べたという。

この会談に先立ちエスパー長官は、「GSOMIAの失効で得をするのは中国と北朝鮮だ」と述べ、協定を維持すべきとの立場を強調していた。