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韓国「史上最悪の未解決事件」巡り再審請求

2019年11月13日 15:49

韓国でおよそ30年前に女性が相次いで殺害された「史上最悪の未解決事件」で1つの事件で犯人とされ20年間、服役した男性がえん罪だったとして13日、再審(=裁判のやり直し)を請求した。

1986年から91年にかけてソウル郊外の華城で起きた連続殺人事件をめぐっては、先月、別の事件で服役していたイ・チュンジェ服役囚が14件の殺人などを自白したことが明らかになった。

華城事件では当時、8件目の殺人だけ模倣犯によるものとされ、犯人と目された男性、ユン氏が無期懲役の判決を受け20年間、服役していた。ユン氏は自白は警察に強要されたものでえん罪だと主張し、13日、再審を請求した。

一連の事件ではすでに時効が成立しているが、当時、警察が犯人の血液型の情報を誤ったまま捜査をするなど、ずさんな実態が次々に明らかになっている。