両陛下の姿に歓声…国民祭典 皇后さま涙も
9日午後、天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」が行われ、皇居前広場で開かれた式典では、天皇皇后両陛下が、皇居・正門の石橋から集まった人々の祝福にこたえられた。
9日午後1時すぎから始まった、第1部の「奉祝祭り」では、沖縄エイサーなどの伝統的な踊りやみこしなどが披露された。
午後5時頃からは第2部の「祝賀式典」が行われ、皇居前広場に各界の著名人や一般客らおよそ3万人が集まった。両陛下が正門の石橋に姿を見せられると、会場からは歓声があがった。
ピアニストの辻井伸行さんや、アイドルグループ「嵐」が奉祝曲「Ray of Water」を披露すると、皇后さまが涙をぬぐわれる場面もみられた。
曲が終わると両陛下は笑顔で拍手をおくり、陛下が集まった人たちへの感謝とともに、台風19号などの被災者への思いを寄せるおことばを述べられた。
「復旧がすすみ、被災された方々が安心できる生活が一日も早く戻ることを、心から願っています」
おことばの後には万歳三唱が行われ、両陛下もちょうちんを振ってこたえられていた。
参加者「近くで天皇・皇后さまと一緒に式典に参加できて、曲も感動した」
参加者「(嵐が)かっこよかったですね。5人ですてきだなと思いました」
10日、両陛下は即位を国民に披露するパレードに臨まれる。