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多国籍な小学校の運動会 民族衣装を着て

2019年11月5日 15:03
多国籍な小学校の運動会 民族衣装を着て

神奈川県横浜市にある小学校は、全校児童の6割以上が外国にルーツをもっている。そのため、運動会がとてもユニークだ。「多国籍な運動会」を取材した。

開会式で始まったのは聖火リレー。着ているのは、中国の民族衣装だ。次の走者はベトナムにルーツをもつ女の子。毎年、それぞれの国にルーツがある児童が国の民族衣装を着て、聖火を点灯して始まる。

児童のアナウンス「南吉田小学校にはたくさんの国につながる仲間がいます」

横浜市立南吉田小学校は、全校児童約700人中、6割以上が外国にルーツをもっている。近くに中華街があり、都心にも出やすい立地にある小学校。19の国と地域の児童が通っている。

そのため運動会のプログラムが、日本語のほかにタガログ語やタイ語など6か国語で放送されている。お昼の時間には、それぞれの国の料理がお弁当に詰められていた。

中国出身の保護者「こんなに数多い国の学生が集まるのは、南吉田小しかないんじゃないか」

国や文化の違いを超えてお互いを認め合う気持ちを育んでほしいという思いから、数年前から始めた取り組みだ。

金子正人校長「本校のような環境で育った子どもたちが、将来、国や文化の違いで、お互いに共生できるような子どもになってほしいという思いがある」

【the SOCIAL viewより】