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鹿児島県の薩摩硫黄島に火口周辺警報

2019年11月2日 17:51
鹿児島県の薩摩硫黄島に火口周辺警報

 2日午後5時50分、福岡管区気象台は鹿児島県の薩摩硫黄島の火口周辺警報を発表した。

鹿児島県の三島村では火口周辺で警戒が必要。

福岡管区気象台の発表内容は以下のとおり。

[見出し]
<薩摩硫黄島に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表>
火口から半径約1キロメートルの範囲で噴火に対する警戒が必要。
<噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引上げ>

[防災上の警戒事項]
 火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスにも注意してください。

[火山の活動状況等]
硫黄岳では、本日(11月02日)17時35分に噴火が発生しました。灰白色の噴煙が火口縁上約1000メートル以上に上がりました。
今後、火口から半径約1キロメートルの範囲に噴石を飛散させる程度の小規模な噴火が発生する可能性がありますので、火口周辺では噴火に対する警戒が必要です。

**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮
          者の避難等が必要。      
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制
          等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規
制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)