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韓国高官「我々が主権を持って決める問題」

2019年11月1日 21:39

日本と韓国が軍事機密を共有するための協定(=GSOMIA)の失効が今月22日に迫る中、1日、韓国大統領府の高官は「延長できない」との考えを示した。

韓国大統領府・鄭義溶国家安保室長「日本が我々に取った措置を見ると、GSOMIAを絶対に延長できない」

韓国大統領府の鄭義溶国家安保室長は1日、国会でこのように述べ、日韓の対立が続く中、GSOMIAを破棄する決定を見直すのは難しいとの考えを示した。アメリカ側はGSOMIAの延長を強く求めているが、鄭室長は「我々が主権を持って決める問題だ」と強調した。

一方、国防をつかさどる立場の鄭景斗国防相は先月、GSOMIAについて「国家安保に役立つ部分が明確にある」と述べている。鄭国防相は破棄する決定を見直す可能性も示唆していて、韓国政府内でも意見が食い違っている。