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“教師同士のいじめ”なくすには何が必要か

2019年10月31日 5:07
“教師同士のいじめ”なくすには何が必要か

激辛カレーを無理やり食べさせるなどの行為を繰り返した神戸市の小学校教諭による教諭へのいじめ。30日夜の深層NEWSでは、教育の専門家が、こうした問題をなくすには何が必要か、議論した。

名古屋大学大学院 内田良准教授「いま(子どもの)いじめは相談窓口がたくさんあるが、先生の相談窓口というのはタブーな感じがする。そういったものをちゃんと作っていく、先生にだってこういうことは起きるんだという前提で、ちゃんと相談できる窓口は必要だと思う」

亀岡偉民文科副大臣「本来であれば管理職がしっかりとそれを受け止めなければいけないが、その次に教育委員会がある。それだけでなく、神戸市の例でいうと、市役所に設けられた職員の総合相談窓口に必ず相談してくださいと言っている。それから教育委員会の教職員相談室というものもある。そういうものが周知徹底されていないということが問題だと思う」

また、明治大学の内藤朝雄准教授は、教師の仕事が多すぎて「追い詰められている」と感じていることが暴力行為を生む温床だとして、外国の例などを参考に、教師の負担を軽くすべきだと指摘した。