×

野党「格差社会認めることに」英語民間試験

2019年10月30日 14:54
野党「格差社会認めることに」英語民間試験

来年度から大学入試の新たな共通テストで導入される予定の英語の民間試験について、野党が萩生田文部科学相に対し、「格差社会を認めることになる」として、導入の延期を求めた。

国民民主党・城井崇議員「導入延期を決断していただきたいと思いますが、お答えください」

萩生田文部科学相「受験生の不安や懸念を解消して、2020年度からの円滑な実施に向けて、全力で取り組ませていただきたいというのが意思でございます」

英語の民間試験をめぐっては、試験会場が都市部に集中しがちなことから、地域性や経済的な問題で受験機会に差が生じると指摘されている。萩生田文部科学相は、政府内にも延期論があるのかと問われたのに対し、「承知していない」と述べ、予定通りの実施に向け、取り組む考えを示した。

一方、野党側は国対委員長らが会談し、野党が提出した試験の導入を延期する法案を、今の国会で優先的に審議するよう与党に申し入れることを決めた。

また、与党の幹部が30日朝に会談し、受験生に不安を与えることのないよう文科省に対応を求めることで一致している。