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ダウ上昇 米中貿易協議の進展に楽観的見方

2019年10月29日 7:19

28日の米・ニューヨーク株式市場は、アメリカと中国の貿易協議の進展について楽観的な見方が広がり、ダウ平均株価は130ドルあまり値を上げて取引を終えている。

28日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から132ドル66セント値を上げ、2万7090ドル72セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も82.87ポイント上げて、8325.99で取引を終えている。

この日は、トランプ大統領が米中貿易協議の部分的な合意の署名について「予定より早く進んでいる」と発言したと伝わった。協議の進展に楽観的な見方が広がり、中国との関係が深い銘柄を中心に買いが優勢の展開となった。また、国防総省の大型事業のクラウドサービスの契約を受注したことが明らかになったマイクロソフトも大きく買われ相場をけん引したほか、アメリカの長期金利が上がったことで金融関連株も買われた。

市場関係者は、「注目企業の好決算を受けて地合いが良い。今週も決算発表が続き、FOMC(=連邦公開市場委員会)も開かれるため、その内容に注目している」と話している。