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主要企業の決算受け…NYダウ、小幅に反落

2019年10月23日 7:25

22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、引き続き主要企業の決算内容が主な取引材料となり、ダウ平均株価は小幅に反落して取引を終えている。

22日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日の終値から39ドル54セント値を下げ、2万6788ドル10セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も58.69ポイント下げて、8104.30で取引を終えている。

今週もアメリカ主要企業の決算発表が続いているが、22日もその決算の内容を材料とした売買が目立った。好決算を発表した日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が大幅に買われた。一方、外食大手のマクドナルドが取引開始前に発表した決算が市場予想を下回る内容だったことから大幅に売られ、1銘柄でダウ平均を70ドルあまり押し下げた。

イギリスのEU(=ヨーロッパ連合)からの離脱をめぐり、不透明感がさらに強まったことも相場の重荷となった。また、動画配信サービスをめぐる競争激化への懸念からネットフリックスが売られ、それがハイテク関連銘柄全体に波及し、ナスダック総合指数も反落して取引を終えている。

市場関係者は、「明日はボーイングやキャタピラーの決算がある。決算の内容から貿易摩擦の影響や景気の強さを見極める動きとなりそうだ」と話している。