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トランプ大統領「介入すべきとは思わない」

2019年10月22日 15:42

トルコが合意したシリア北部でのクルド人勢力に対する軍事作戦の一時停止の期限が22日に迫っている。クルド側はアメリカの関与を求めているが、トランプ大統領は「介入すべきとは思わない」と強調している。

トルコのエルドアン大統領は22日の期限時間までにクルド人勢力が国境地帯から撤退しなければ、軍事作戦を再開すると警告している。一方、クルド人勢力の司令官は20日、FOXテレビに対し、トルコ側が一時停戦の合意に違反していると主張、アメリカの関与を求めている。

こうした中、トランプ大統領は22日、「我々は、一度たりともクルド人を守る合意をしたことはない」と突き放した上で、「介入すべきとは思わない」と強調した。また、トランプ大統領は石油関連施設を守るために一部の軍のシリア駐留を続ける方針を示す一方で、大部分は撤退させる考えを改めて強調している。