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軍事作戦一時停止に合意も戦闘続く シリア

2019年10月20日 1:45

シリア北部では、トルコが軍事作戦の一時停止に合意した後も散発的に戦闘が続くなど、予断を許さない状況が続いている。

トルコは17日、シリア北部のクルド人勢力が、トルコ国境沿いの地域から5日のうちに撤退し、トルコ軍がその間、攻撃を停止することでアメリカと合意した。

しかし、その後も戦闘は散発的に続いていて、クルド人勢力は19日、「トルコ側が合意を破って、攻撃を続けている」と非難した。

一方、トルコ国防省も「クルド人勢力から攻撃を受けた」と主張している。

また、クルド人勢力の撤退範囲をめぐっても、両者の主張には食い違いがあり、今後、合意の履行の障害となる可能性がある。

トルコは、合意が守られなければ、軍事作戦を再開するとしていて、予断を許さない状況が続いている。