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北朝鮮の漁船と衝突 水産庁が映像公開

2019年10月18日 22:30
北朝鮮の漁船と衝突 水産庁が映像公開

水産庁の漁業取締船と北朝鮮のものとみられる船が衝突した事故で、水産庁が衝突の瞬間の映像を公開した。

18日に水産庁が公開した映像には、今月7日、能登半島沖の日本の排他的経済水域で、北朝鮮の漁船と水産庁の取締船が衝突した瞬間が記録されている。船には北朝鮮の国旗や、漁業用の網があるのが、はっきりと映っている。

水産庁が日本の水域から出て行くよう警告したが、従わなかったため船に放水したところ急旋回してきた。

水産庁「あたった、うわぁ」

大きな音と共に船が衝突した。

映像には衝突後、船に穴が開いたのか、シートのようなもので船の穴をふさごうとしているような様子も映し出されている。

そして、船は大きく傾き、乗組員が高いところによじ登っている。

ほどなくして船は沈没し、乗組員は海に投げ出され、水産庁が2つの救命ボートに60人を乗せて救助した。

水産庁は通常、取り締まり活動の映像を公開していないが、今回、船が沈没したことから、「活動は適切だった」と理解してもらうために公開したという。