韓国の文在寅大統領の支持率が、側近のチョ・グク氏の法相辞任後、初めて発表され、就任以来の最低水準から４０％台半ばに回復した。

韓国の世論調査会社によると、最新の文大統領の支持率は４５．５％で、前の調査から４．１ポイント上昇した。

不正疑惑を抱える側近のチョ氏を法相に任命し、世論の分断を招いたことを背景に、文大統領の支持率は就任以来、最低水準にまで落ち込んでいた。ただ、チョ氏が３日前に法相を辞任したことを受け、中道層の離反に歯止めがかかった形。

一方、韓国の検事総長は１７日、国会議員からチョ氏の家族への捜査について質問を受け、「法と原則に沿ったものだ」と強調した上で、「最も迅速な方法で処理する予定だ」と説明した。