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台風で多くの川の堤防決壊 国交省が視察

2019年10月17日 21:46
台風で多くの川の堤防決壊 国交省が視察

台風19号により多くの川の堤防が決壊したことを受け、その原因究明と復旧方法を検討するため、国土交通省の担当者らが埼玉県内の決壊した現場を視察した。

17日午後、国交省・関東地方整備局の担当者と有識者らで構成された堤防調査委員会が視察したのは、東松山市にある越辺川の決壊現場など、埼玉県内で河川の堤防決壊が起きた3つの堤防。

調査委員会は、決壊場所が川の合流点であり、そこに大量の水が流れてきたことが、決壊の原因である可能性を指摘した。

東京電機大学・安田進名誉教授「今回の台風は超大型で広範囲に雨をもたらした。その水が集まってくるので、多量の水が流れてきたと言って良い」

また、今回のように近くの複数箇所で決壊が起きることは異例だと指摘した。調査委員会は今後、今回の視察などで集めた情報をもとに、決壊の原因究明と堤防の復旧方法の検討を進めていくという。