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ノーベル経済学賞 日本人の受賞ならず

2019年10月14日 19:12

ことしのノーベル経済学賞の受賞者が発表され、貧困の緩和などの研究で知られるアメリカ・マサチューセッツ工科大学の教授ら3人の受賞が決まった。日本人の受賞とはならなかった。

今年のノーベル経済学賞は、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のアビジット・バナジー教授とエスター・デュフロ教授、ハーバード大学のマイケル・クレマー教授の3人の受賞が決まった。

バナジー教授らの研究は、世界の貧困を緩和する可能性を高めたとして評価され、現代の開発経済学の主流となっている。この研究成果により、インドなどで500万人を超える貧困層の子供たちが教育を受けられるようになったという。

バナジー教授とデュフロ教授は夫婦で、また共同研究者として研究を続けてきたという。デュフロ教授は、これまでのノーベル経済学賞の受賞者の中で最も若く女性としては2人目となる。

授賞式は12月にスウェーデンのストックホルムで行われる予定。