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台風19号に関する総合情報(4:40)

2019年10月13日 4:40

気象庁によると、宮城県と岩手県に大雨特別警報を発表中。これまでに経験したことのないような記録的な大雨となって災害がすでに発生し、警戒レベル5に相当する状況。土砂災害、低い土地の浸水、大きな河川を含む河川の増水や氾濫に最大級の警戒が必要だ。暴風やうねりを伴った高波にも厳重な警戒が必要となっている。

<気象庁の発表内容は以下のとおり>

[台風の現況と予想]
 大型の台風第19号は、13日3時には、石巻市の東南東にあって、1時間におよそ55キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心から半径280キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっています。
 台風は今後北東に進み、13日夕方までには、北海道の南東海上で温帯低気圧に変わるでしょう。

[防災事項]
<暴風・高波>
 東北太平洋側の海上では猛烈な風が吹いて、猛烈なしけとなっています。また、東日本から北日本の広い範囲で非常に強い風が吹き大しけとなっています。
 北日本と東日本では、13日昼過ぎにかけて広い範囲で非常に強い風が吹き、北日本から西日本の広い範囲で13日夜にかけて大しけでしょう。
 13日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  東北地方        30メートル(45メートル)
  北海道地方       28メートル(40メートル)
  関東甲信地方      23メートル(35メートル)
  北陸地方、東海地方   20メートル(30メートル)
 13日に予想される波の高さは、
  東北地方           10メートル
  関東甲信地方、近畿地方     8メートル
  北海道地方、伊豆諸島、北陸地方 7メートル
  中国地方、九州北部地方     6メートル
です。
 暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。

<高潮>
 東北地方では13日明け方まで、北海道地方では13日昼過ぎから夕方にかけて、潮位が高くなる見込みです。高潮や、高波と重なり合った波浪による浸水に警戒してください。

 <大雨・雷・突風>
 東北太平洋側で激しい雨の降っている所があります。13日未明には岩手県では猛烈な雨が降り続き、記録的な短時間の大雨が降りました。
 宮城県と岩手県に大雨特別警報を発表しています。これまでに経験したことのないような記録的な大雨となって、災害が発生し、警戒レベル5に相当する極めて危険な状況です。最大級の警戒をしてください。
 引き続き、東北太平洋側を中心に広い範囲で土砂災害や洪水の危険度が非常に高まっています。関東甲信地方や東北地方では大きな河川の氾濫が発生しており、極めて危険な状況となっています。
 台風周辺の発達した雨雲の影響で、北日本では13日朝まで雷を伴った激しい雨が降る所があるでしょう。
 14日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
  北海道地方 60ミリ 
  東北地方  50ミリ
です。 
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

[補足事項]
 今後の台風情報や、地元気象台が発表する特別警報、警報、注意報、気象情報に留意してください。 
 次の「令和元年 台風第19号に関する情報(総合情報)」は13日11時頃に発表する予定です。