台風１９号の接近にともない、首都圏の鉄道各社は１２日から１３日にかけて、計画運休を実施すると相次いで発表した。１２日午後からは都心部では一部の地下鉄を除き、ほとんどの鉄道が利用できなくなる見通し。

【ＪＲ】
ＪＲ東日本は、１２日午前から昼過ぎにかけて首都圏の全ての在来線の運転を順次、取りやめ、少なくとも１３日の昼ごろまでは運転を見合わせる。またＪＲ東日本管内の各新幹線についても、１２日午前１１時以降、本数を減らし、最終列車を大幅に繰り上げる。

またＪＲ東海は１２日、東海道新幹線を東京と名古屋の間で終日運休し、名古屋と新大阪の間でも朝の一部列車を除いて運休する。

【私鉄】
このほか、首都圏の私鉄各線も計画運休を決定、もしくは検討している。

東急電鉄は１２日午前９時ごろから本数を減らして運行し、１１時半ごろから全ての路線で運転を取りやめる。つくばエクスプレスや小田急電鉄、西武鉄道なども、１２日午後から１３日午前中にかけ運転取りやめを決めている。

こうしたことから、１２日午後からは、都心部では一部の地下鉄を除き、ほとんどの鉄道が利用できなくなる見通し。

【空の便】
全日空は１２日の国内線について、羽田、成田、静岡空港を発着する全ての便を欠航にした。このほか伊丹、関西、中部空港を発着する国内線や、羽田・成田空港を発着する国際線は、一部を除いて欠航するという。

また、日本航空も１２日、羽田、成田空港を発着する便を中心に国内線５４０便、国際線９２便の欠航を発表している。