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気象庁が会見「命を守るため早めの対策を」

2019年10月9日 16:28
気象庁が会見「命を守るため早めの対策を」

大型で猛烈な台風19号は、最大瞬間風速60mの非常に強い勢力を保ったまま12日から13日にかけて関東や東海に接近、上陸する恐れがある。気象庁は、9日午後、異例の緊急会見を開き、早めの対策を取るよう呼びかけた。

気象庁・黒良龍太主任予報官「台風19号は非常に強い勢力を保ったまま、接近または上陸する恐れがあります。台風は大型のため広い範囲で大きな影響を受ける恐れがあります。自分の命、大切な人の命を守るため、早めの対策をお願いします」

気象庁が台風が最も接近する3日前から緊急会見を開き、警戒を呼びかけるのは、極めて異例のこと。

気象庁は、今回、台風が大型のため、先月の台風15号の際に千葉県で出たような甚大な被害が、関東や東海などの広い範囲で起きる恐れがあると説明し、合わせて、大潮の時期にあたるため、高潮にも厳重な警戒が必要だとしている。

また、もし仮に、台風が上陸せず、関東の東海上を進んだ場合でも、伊豆諸島や房総半島では、災害レベルの大雨になる恐れがあるとして、気象庁の担当者は、「台風15号の被災地への影響は避けられず、早めに難を逃れてほしい」と呼びかけている。