青森市の八甲田山麓で、８キロもある巨大な天然マイタケが収穫され、マイタケを見た人たちは、その大きさと香りにびっくりしていた。

巨大な天然マイタケは、青森市の駒込川上流、八甲田山麓で収穫された。重さは約８キロあり、普通に売られている大きさの約２０倍だという。

巨大なマイタケが持ち込まれたのは、八甲田山麓の田代平にある民宿「又兵衛の茶屋」。店の中では早速、観光客などに披露されていた。

新潟から来た人「見たことないですね、あんまり大きいのは。木のような香りがあって、アロマ系、癒やし系の匂いがしますよね」

今年は秋になっても気温が下がらず、雨不足で、天然キノコは全般的に不作だという。それだけに、十数種のキノコが入ったキノコ鍋が名物の「又兵衛の茶屋」では、思わぬ山の大きな恵みに喜んでいる。

又兵衛の茶屋　女将・山本明美さん「今まで見たことないです。ほんとにマイタケをですね、大切に大切に私たち使っています。皆さんに喜んでいただけるのを楽しみに作らせていただきます」

巨大マイタケを収穫したのは、青森市の農業・清田健さん。実は清田さん、１週間ほど前、大きくなる前のマイタケの群生を見つけ、目星を付けていた。

清田健さん「大きい方。一応、リュックに入るから、割らないで持ち帰るということで、持ってきただけ…」

田代平周辺のキノコの収穫は、紅葉の見頃と同じく今月中旬頃にピークを迎えるという。