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“北朝鮮籍”船沈没 乗組員は別の船で退去

2019年10月8日 2:15
“北朝鮮籍”船沈没 乗組員は別の船で退去

7日、能登半島沖の日本海で、日本の水産庁の漁業取締船と北朝鮮籍とみられる船が衝突した。漁船の乗組員60人は全員、命に別条はないという。

水産庁と海上保安庁によると、7日朝、北朝鮮籍とみられる漁船が漁業の準備をしようとしていたため、水産庁は退去させようと放水や警告活動を行った。しかし、漁船は警告に応じることなく水産庁の取締船に接近し、急旋回をしたため、取締船の船首と漁船の左側の中央部が接触し、沈没したという。

関係者の話では、乗組員の中には気分のすぐれない人や軽傷の人がいたものの、60人全員、命に別条はなく、7日夜の時点で北朝鮮の別の船に乗り、ロシア水域に退去したという。

水産庁は、北朝鮮の漁船からの「威嚇はなかった」としていて、船の操作ミスではないかとの見方もある。水産庁は早期に退去させたことについて、「通常どおり」としているが、違法な操業をする漁船が増えており、今回の対応には疑問の声も上がっている。