関西電力の幹部らが多額の金品を受け取っていた問題で、福井県高浜町の元町長が関電の子会社の顧問を２０年以上務めていたことがわかった。

この問題は、関電の幹部ら２０人が高浜町の元助役、故・森山栄治氏らから、３億２０００万円相当の金品を受け取っていたもの。これまでに、森山氏が関電の子会社「関電プラント」の顧問だったことが分かっているが、高浜町の元町長・浜田倫三氏も関電の別の子会社で原発に関する環境調査などを行う「環境総合テクノス」の顧問を２０年以上務め、報酬を受け取っていたことが新たに分かった。

浜田氏が町長時代に高浜原発が誘致されていて、原発行政に深くかかわった町長と助役が、その後、関電の子会社に迎え入れられていた形。