フランスで男が警察官ら４人を殺害した事件で、容疑者の男は事件前、「神から行動に移すよう言われた」と話していたという。

この事件は３日、パリ警視庁でイスラム教徒の職員の男がナイフで警察官ら４人を殺害したもの。男は現場で射殺され、テロの可能性も視野に捜査が進められている。

地元テレビ局によると、妻の証言として、男が犯行の前夜、「神から行動に移すよう言われた」と話していたという。

こうした中、捜査当局は５日、男が犯行直前に妻と「預言者ムハンマドに従い、コーランについて考えろ」などと宗教的内容を含むメールを３０通以上やりとりしていたことを明らかにした。また、男は２０１５年にフランスで起きた新聞社襲撃事件などイスラム教徒によるテロ行為を正当化する発言もしていたという。