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冗談のプラカードが…全米巻き込み3億円!

2019年10月4日 18:39

アメリカンフットボールの試合で、冗談のつもりで掲げたあるプラカードが、全米を巻き込む大ムーブメントとなった。

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アメリカ・アイオワ州。アメリカンフットボールの試合で、自分の大学の応援に駆けつけたカーソン・キングさん(24)。

キングさん「ただの“冗談”のつもりだったんだ」

冗談のつもりで掲げたあるプラカードが、全米を巻き込む大ムーブメントとなったのだ。そのプラカードは「ブッシュ・ライト(ビール)の補充頼む!」

ビールを求めるメッセージとともに、送金先のアプリのアカウント名を記載。この冗談のプラカードは、テレビの全国放送でもしっかり映った。すると、大変な事態が起きたのだ。

キングさん「友達は『誰がずっと君にメールしてきてるの?』って聞き続けてた。携帯を見たらアカウントには400ドル(約4万3000円)集まっていたんだ」

全米から続々とお金が集まり、600ドル、1000ドルと増え続けたという。

キングさん「きっとみんなもビールが好きなんだなと思ったよ」

両親に電話で報告したキングさん。ビール1ケース分のお金だけ受け取り、残りはスタジアムの向かいにある大学の小児病院に寄付することに決めた。

すると、キングさんの行動にビール会社やミュージシャンなどが賛同、ついに寄付は100万ドル、1億円以上に。アイオワ州の知事も「カーソン・キングデー」を定め、キングさんを称賛。結局、半月ほどで集まった寄付はなんと3億円以上に!病院はツイッターに感謝を伝える写真を掲載している。