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安倍首相が所信表明 「改憲」議論呼びかけ

2019年10月4日 15:16
安倍首相が所信表明 「改憲」議論呼びかけ

第200臨時国会が4日に召集され、安倍首相が国会で所信表明演説を行った。

この国会では、安倍首相が意欲を示す憲法改正に向けて議論が進むかどうかが焦点のひとつとなるが、安倍首相は演説で、改めて与野党に議論を呼びかけた。

安倍首相「令和の時代に、日本がどのような国を目指すのか。その理想を議論すべき場こそ憲法審査会ではないでしょうか。皆さん、国民への責任を果たそうではありませんか」

憲法改正以外では「多様性」をキーワードに掲げ、一億総活躍社会の実現に向け意欲を示した上で、次のように述べた。

安倍首相「多様性を認め合い、全ての人がその個性を活かすことができる。そうした社会を創ることで、少子高齢化という大きな壁も必ずや克服できるはずです」

演説では、異例ながら、れいわ新選組の次第に全身を動かせなくなる難病「ALS」を患う舩後靖彦議員の当選にもふれ、多様性のある社会の実現に向け「国政の場で力を合わせていきたい」と述べた。

一方、北朝鮮については、相次ぐミサイルの発射も念頭に「アメリカと緊密に連携し、国民の安全確保に万全を期す」と強調した。また、拉致問題の解決に向けて「条件をつけずに金正恩委員長と向き合う」と述べ、改めて日朝首脳会談に意欲を示した。