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関電“金品受領”役員2人が1億円超の金品

2019年10月3日 5:34
関電“金品受領”役員2人が1億円超の金品

関西電力の役員らが多額の金品を受け取っていた問題で、関西電力は改めて会見し、役員2人が1億円を超える金品を受け取っていたことを明らかにした。

関西電力は会見で、高浜原発がある福井県高浜町の元助役・森山栄治氏から受け取った金品の額と役員の名前を明らかにした。

八木会長が商品券と金貨、金杯、スーツの仕立券あわせて859万円相当、岩根社長が金貨150万円相当となっている。

また、当時、原子力発電事業の責任者だった豊松秀己元副社長が1億1000万円相当、鈴木聡常務も1億2000万円相当の金品を受け取っていた。

関西電力・岩根茂樹社長「長期間にわたり多額の金品を受領し保管していたことにつきましては、コンプライアンス上、不適切であったと考えています」

受け取った金品の大部分は、金沢国税局の税務調査後に森山氏側に返却したとする一方、現金や商品券の一部やスーツは返却できていないという。

また、八木会長と岩根社長は自身の進退を問われ「再発防止の先頭に立つことで経営責任を果たしたい」とし、続投する意向を明らかにした。