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北発射 日本の排他的経済水域内に落下か

2019年10月2日 8:38

韓国軍は2日朝、北朝鮮が江原道・元山の北側一帯から日本海に向けて飛しょう体を発射したと発表した。韓国軍は「追加の発射に備えて関連動向を追跡監視する」としている。

菅官房長官が午前8時頃に会見し、北朝鮮から飛しょう体が2発が発射され、一発は排他的経済水域の外に、もう一発は島根県沖の排他的経済水域内に落下したとみられるという。付近の航空機や船舶に被害はないという。官邸の対策室で情報収集をおこない、緊急参集チームで協議するという。

また、防衛省関係者は「日本の安全保障に影響を与えるような事態は確認されていない」としている。その上で、発射について、「今週行われる米朝実務者協議に向け、アメリカに対するけん制ではないだろうか」との分析を示した。

防衛省は、午前8時半から河野防衛相ら幹部による会議を開いて詳細を分析することにしている。

また、海上保安庁によると、北朝鮮から発射されたミサイルはすでに落下したとみられるという。船舶は今後の情報に留意するとともに落下物を認めた場合は近づくことなく関連情報を保安庁に通報して下さい。