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“表現の不自由展”再開で知事ら真っ向対立

2019年10月1日 4:40
“表現の不自由展”再開で知事ら真っ向対立

芸術祭「あいちトリエンナーレ」で開幕3日で中止となったものの来週から再開することになった企画展「表現の不自由展・その後」。昨夜の「深層NEWS」に出演した名古屋市長と愛知県知事の展示再開についての意見は、真っ向から対立した。

名古屋市・河村たかし市長「(展示内容は)どっちかと言ったら表現の自由以前の問題ですよね。(展示を)公共事業でやるときには、最低限、みんなが僕らは憲法によって“全体の奉仕者”になってんだから、みんなと言っても100%じゃないよ。それ相応の人たちが『そりゃそうだわな』というようなものにする務めがあるでしょ、私に。義務ですよ」

愛知県・大村秀章知事「政治家というのは、特に首長というのは、予算の執行権がある。まさに憲法上の公権力者ですよ。公権力者が表現の内容、思想信条の内容、それから芸術の内容について、これがいいか悪いかというのは、絶対に言ってはいけない」

愛知県の大村知事は、会場の警備や電話による抗議への対応などをしっかり協議した上で、展示を再開する考えを強調した。