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トランプ大統領「根性なし」FRBを批判

2019年9月19日 9:47

アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)は景気の減速を防ぐため、追加の利下げを決めた。ただ、トランプ大統領は利下げが小幅だとして「根性なし」と批判している。

FRBは18日、政策金利を0.25引き下げて、1.75%~2%にすると発表した。10年半ぶりに利下げに踏み切った7月に続き、2回連続の利下げ。

パウエル議長は決定について、中国との貿易摩擦などを念頭に、「アメリカの景気が減速するリスクに対する保険だ」と説明し、さらなる利下げも示唆した。

パウエル議長「経済がさらに減速した場合、積極的に行動する準備がある」

一方、今回の会合の参加者17人のうち10人は年内の追加利下げには否定的で、判断が割れる形となった。

また、これまで大幅な利下げを求めてきたトランプ大統領は、今回の決定直後にもツイッターで「パウエル議長とFRBはまた失敗だ」「根性なし」などと批判し、FRBへの圧力を強めている。