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サウジ施設攻撃はイラン国内から~米報道

2019年9月18日 10:47

サウジアラビアの石油関連施設への攻撃について、アメリカ・メディアは17日、イラン国内から巡航ミサイルが発射されたことが判明したと報じた。

サウジの石油関連施設への攻撃をめぐり、アメリカはイランの関与を主張し調査を進めているが、NBCテレビは17日、イラン西部から巡航ミサイルが発射されたことが判明したと報じた。発射地点を示す写真があるという。

こうした中、ペンス副大統領は、トランプ大統領が近く対応を決めると明らかにした。

アメリカ・ペンス副大統領「我々は全証拠を精査している。大統領が数日後に最善の対応方針を決定する」

NBCによると、報復措置としてアメリカは、イランへのサイバー攻撃や軍事的選択肢を検討しているという。ただ、大統領自身は大規模な軍事的対立に発展させたくない考えで、サウジがイランを攻撃してもアメリカは情報面での支援にとどめるとみられると報じている。

一方、大統領は17日、記者団に対し、これまで模索してきた来週の国連総会にあわせたイランとの首脳会談について、「ロウハニ大統領と会いたくない」と述べ、否定的な考えを示した。サウジへの攻撃を受けて慎重な姿勢に転じた形。