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ボルトン氏解任で“米朝協議が進みやすく”

2019年9月17日 4:21

アメリカのトランプ政権で対北朝鮮強硬派とされたボルトン大統領補佐官の解任。16日夜の深層NEWSに出演した米朝関係の専門家は、この解任で米朝協議が進みやすくなったのではないかとの見方を示した。

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明海大学・小谷哲男准教授「ボルトン(前補佐官)が主張したのは、完全なる非核化ができて初めて(米朝交渉の)パッケージは成り立つということだったが、今回ボルトンさんがいなくなったということで、非核化が徐々に進んでいく中で、このパッケージが成立していくというアプローチに変わってくると思う。ただ、やることは同じで、連絡事務所の設置から政治宣言での平和宣言、そしてその先の国際法に基づく平和協定という流れになっていくと思いますので、それがよりやりやすくなったということは、今回のボルトンさんの解任で言えると思う」

慶応大学の礒崎准教授は、また、北朝鮮との間で完全な非核化について中途半端な合意はしないでほしいとトランプ大統領に言い続けるのは、日本の役割だと指摘した。