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全国の電力作業員が千葉に 復旧へ今夜も

2019年9月15日 0:51
全国の電力作業員が千葉に 復旧へ今夜も

台風15号による千葉県の大規模停電は、依然として住民らの生活に深刻な影響を与えている。そうした中、一部の自治体では災害ボランティアの活動が始まった。

千葉・鋸南町では、災害ボランティアの受け付けに、県内を中心におよそ250人が集まった。ボランティアに参加した地元の中学生は、屋根に穴があき、水浸しになった民家で、家財道具の運び出しなどを手伝った。

住民「もう、ほぼ終わっちゃったんで、だいぶ助かりました。とてもとてもできないです、一人じゃ」

ボランティアの中学生「(Q:すごく助かったって喜んでましたね?)自分たちも気持ちがいいです」

15日からは、また広い範囲で雨が予想されていることから、壊れた家の屋根にブルーシートを張るなど、雨への備えを急ぐ人たちも多く見られた。

千葉県内では依然、2万2500軒近くで断水し、14万4000軒以上で停電が続いている。被害が大きかった館山市や南房総市など、南部の一部地域では、倒木の撤去などで停電の全面復旧まで2週間程度かかるとされ、特に、重機が入れない場所では、自衛隊による撤去作業が進められていた。

一方、木更津市内のショッピングモールの駐車場は、一刻も早い復旧のために、東京電力の支援要請を受けて集まった全国の電力会社の作業員の拠点となっている。

作業員らは14日夜も難航する作業の進め方について話し合うなど、準備を進めていた。

四国電力の関係者「これからやらなくてはいけないことがたくさんあると思うので。四国だけじゃなくて、ほかの電力さんも一生懸命頑張ってますので」