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トランプ氏 ボルトン氏は「過ち犯した」

2019年9月12日 10:38

アメリカのトランプ大統領は11日、解任したボルトン前補佐官について、北朝鮮の非核化をめぐる強硬な発言で「大きな過ちを犯した」と批判した。

トランプ大統領「ボルトン氏は大きな過ちを犯した。金正恩委員長に対し、リビア方式に言及した。良い発言ではなく、我々を後退させた」

トランプ大統領は、ボルトン氏が去年、北朝鮮の非核化をめぐり、非核化を進めた後に体制が覆されたリビアの事例を持ち出したことについて「大きな過ち」と批判。「私よりも強硬な、必要のないことをしたがった」と述べ、交渉の進展を妨げたと強調した。

アメリカが再開に期待感を示す実務者協議をめぐっては、北朝鮮も今月下旬に協議再開の用意があると表明している。北朝鮮から敵視されてきたボルトン氏の解任で、対話の機運が高まる可能性がある。