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韓国“不正疑惑”チョ・グク法相が閣議出席

2019年9月10日 12:56

韓国の文在寅大統領は10日、閣議を開催し、不正疑惑を抱えたまま、9日に就任したばかりのチョ・グク法相も初めて出席した。

チョ・グク法相は閣議を前に、ほかの閣僚らと次々に握手を交わし、何度も頭を下げた。

10日の閣議は、素材部品の研究開発施設で行われ、文大統領は冒頭、日本の輸出管理強化を念頭に、技術の国産化や国際競争力の強化を強調する一方、チョ・グク法相の任命について新たな言及はなかった。

こうした中、韓国の保守系大手紙は、10日付の一面で「独善の政治チョ・グク氏の任命を強行」などとの見出しで、文大統領の判断を一斉に批判した。一方、文政権を支持する革新系のメディアは「最大の課題である検察改革で目に見える成果を国民に示してほしい」と注文をつけた。

10日に発表された世論調査では、チョ法相の任命について賛成と反対の割合が3ポイントの差できっ抗していて、韓国の世論は二分している。