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八丈島で瞬間風速38.1m 一時停電も

2019年9月8日 18:14
八丈島で瞬間風速38.1m 一時停電も

強い勢力で、暴風域を伴ったまま台風15号が北上している。東京から285キロ南にある八丈島から中継。

こちらの海は、普段、海水浴やダイビングを楽しむ人でにぎわう場所だが、8日は朝から一日を通して激しいうねりを見せ、波が防波堤にぶつかって大きなしぶきをあげている。

気象庁によると、八丈島の空港がある八重見ヶ原では午後0時28分に最大瞬間風速38.1メートルを観測、これは9月の観測史上最大だという。

午後からは真横から打ち付けるような激しい雨が降り、ちょうど3時間ほど前に台風が最接近したときには、ふんばっていないと体をもっていかれそうになるくらいの風が吹きあれていた。海から数キロ離れた高台にも潮風が吹いてきて、雨風がしょっぱく感じられた。

また、いま中継をしているすぐ目の前の地域では、電線が切れて一時停電になり、一部のホテルでは、電話の回線が切れ電話が使えないという情報も入っている。地元の人も、こんなに八丈島で雨風が強い台風は久しぶりと話していて、心配そうに台風の様子を見守っていた。

八丈町役場によると、午前10時に自主避難所を5か所開設し、現在、33人が避難しているという。