珍しい決定的瞬間をとらえた１枚の写真。アザラシの目元を見てみると、まるでパンダのように、黒くなっている。北海道小樽市の水族館がツイッターに投稿したもので、今、話題になっている。

こちらは、“パンダ”アザラシの普段の様子を撮影した映像。目元を見てみても黒くなっていない。では、なぜこの時、パンダのような顔になっているのだろうか？水族館に聞いてみた。

おたる水族館海獣飼育課　獣医師・岡本圭介さん「陸場で寝ていることが多いけど、そういった時に、目の周りがぬれてたりみられるんですけど、その時に良いタイミングで、写真を撮ったということです」

水中を泳ぐアザラシは、日中、水の中を泳いでいることが多いため、体も顔も全身が水でぬれている。ぬれると毛がグレーになる性質があるアザラシ。しかし、この時は陸の上で寝ていたので、体は乾いた状態に。ただ、寝起きだと、目の周りだけぬれることがあり、そのため、ぬれていた目の周りだけが黒く見えていたのだ。