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SBが2年縛り廃止へ 携帯料金競争激化か

2019年9月6日 17:43
SBが2年縛り廃止へ 携帯料金競争激化か

楽天は携帯電話事業への本格参入の時期を予定していた来月から先送りすると発表した。一方、ソフトバンクは、いわゆる「2年縛り」を今月13日から廃止する。携帯大手では初めての試みとなり、今後、料金やサービスの競争が激化する見通しだ。

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楽天・三木谷浩史会長「我々は10月1日から、無料サポータープログラムの募集をしていきます」

来月から携帯電話サービスへの本格参入を目指していた楽天が発表したのは「試験的な導入」。本格的なサービス開始が遅れることが明らかになった。

楽天は、東京・名古屋・大阪を中心に3432か所の基地局を整備する計画だったが、大幅に遅れたことなどから総務省から指導を受けている。

三木谷会長「当初少し遅れていましたが順調に回復しています」

順調な回復をアピールする三木谷会長。しかし、本格導入は間に合わず、まずは東京23区など現在のサービスエリア内に住む人5000人を対象に、通話やデータ容量無制限で無料のプランを試験的に始めて、年内を目標に本格導入を目指す。

楽天が、大手3社に次ぐ「第4のキャリア」として参入することで価格競争が起きることが期待されているが、6日、ソフトバンクにも新たな動きが。

■契約期間も契約解除料もない料金プランに刷新

ソフトバンクは一定期間契約することを条件に料金を割引する「2年縛り」を今月13日から廃止。縛りのない新料金プランへの移行を促している。「2年縛り」の廃止は大手では初の試み。

携帯電話の選び方に選択肢が増えるが、量販店は、来月が一つのポイントになるという。

ヨドバシカメラ 新宿西口本店・佐々木耕太郎さん「一つは消費税の増税もございますけど、当然競合の通信会社もいろんなプランを押し出してくる。注視していただいて」

今後、携帯各社の料金・サービス競争はより激化する見通しだ。