アメリカと中国が１日、それぞれ関税の上乗せ措置を発動した。トランプ大統領は「もう我々を食い物にはさせない」と、一歩も引かない考えを示している。

トランプ政権は１日、３２兆円相当の中国製品に１５％の関税を上乗せする制裁関税「第４弾」の初回分を発動した。残りの分も１２月に実施され、中国からの輸入品ほぼ全てに制裁関税が課されることになる。

これに対して中国政府も、報復措置として、最大１０％の追加関税を発動したが、トランプ大統領は記者団に対し、一歩も引かない考えを示している。

トランプ大統領「中国が我々を食い物にすることはもうさせない」

両国の関税合戦はエスカレートする一方だが、大統領は、米中の貿易協議を今月行う予定に「変更はない」と語っている。