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香港デモ 警察が発砲「命脅かされたため」

2019年8月26日 1:27

香港では25日もデモがあり、一部の参加者が過激化したことをうけ、警察が拳銃を発砲する事態となった。一連のデモの鎮圧で警察が発砲したのは初めて。

25日、香港市内では、前日に引き続き、逃亡犯条例改正案の「完全撤回」などを求めるデモが行われた。デモ隊は火炎瓶を投げたり、警官隊を襲撃するなど、一部が過激化した。

一方、デモ隊がバリケードをつくって車道を占拠したことに対し、警察は初めて放水車を投入して強制排除に乗り出し、バリケードなどに向けて放水した。

また、香港メディアは、襲撃を受けた5人の警官隊のうち1人が威嚇のため、拳銃を発砲したと報じている。

発砲の理由について警察側は、「命の安全が脅かされたため」と説明しているという。

香港の抗議活動は、デモ隊と警察、双方の動きがエスカレートしていて、緊張が再び高まっている。