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中国“報復”に米“対抗”制裁関税30%に

2019年8月24日 8:38

アメリカと中国の応酬は止まらない。中国政府は23日、アメリカの制裁関税「第4弾」に対する報復措置を発表したが、これに反発するアメリカのトランプ大統領は、すでに発動している制裁関税を30%に引き上げると明らかにした。

中国政府は23日夜、アメリカの制裁関税「第4弾」に対する報復措置として約750億ドル、日本円で約8兆円分のアメリカからの輸入品に対し、最大10%の追加関税を課すと発表した。対象は5078品目で、来月1日と12月15日の2回に分けて実施するとしている。

これに対し、アメリカのトランプ大統領は「中国はアメリカ製品に新たに関税を課すべきではない」強く反発。対抗措置として、現在、アメリカが26兆円相当の中国製品にかけている25%の制裁関税を10月1日から30%に引き上げるほか、来月1日に発動する制裁関税「第4弾」についても予定の10%から15%に引き上げると発表した。

米中ともに一歩も引かない構えを見せる中、報復の応酬が激しさを増している。