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8000万回以上再生も 動物園の投稿動画

2019年8月23日 18:58
8000万回以上再生も 動物園の投稿動画

ある動物園がネット上に投稿したカバの動画の再生回数が、なんと8000万回を超えているという。こうした動画、いま各地の動物園や水族館が自ら投稿する動きが広がっている。どんな狙いがあるのか。

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今、SNSで話題となっているのが、柱に手を置き、ミーアキャットの赤ちゃんがのぞいている写真。恥ずかしそうにしながらも、こちらをじっと見つめている。

撮影された動物園に行ってみると、写真の赤ちゃんが親の隣で遊んでいた。

そして、壁に手を置き、あの“つかまり立ち”を披露。生後1か月ほどで、立つのがまだ不安定なため、この姿が見られるという。

SNSを見て来園「ツイッターで(投稿を)見まして、あまりのかわいさに」

井の頭自然文化園・教育普及係動物解説員 山崎彩夏さん「SNSでいかに情報を発信するかっていうのは、どのように使うか課題になってくる」

今、SNSの画像投稿などが集客に大きく影響するという。

そこで、北海道の水族館はツイッターで、死んだようにひっくり返っているオオウナギの動画を投稿。

集客を狙って、自ら動画をアップする施設が相次いでいる。

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8000万回以上再生されている、動物園が撮影した話題の動画は「エサのスイカ1玉を一瞬でかみ砕くカバ」。飼育員のかけ声と共に、様々な角度から撮影した動画が、“豪快すぎる”と話題になっている。

どのように撮影しているのか、ポイントを教えてもらった。

カバのすぐ近くから、撮影する職員。早速動画をチェックする。

長崎バイオパーク・営業企画課 中村晋平さん「(Q.今回のできばえは?)柵とかぶっていますね」

肝心の食べるシーンが柵にかぶって見えない。

長崎バイオパーク・営業企画課 中村晋平さん「失敗です…」

カバの動画は、1週間に1本をめどにアップ。来場者数も徐々に伸びてきているという。

長崎バイオパーク・営業企画課 中村晋平さん「園内の雰囲気、動物の雰囲気、飼育員の人柄でるように考えてやっています」

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三重県の水族館では、体重600キロ以上ある超巨大なセイウチが、“厄払い”としてビンタするイベントが動画で拡散され話題になっている。

他にも、かまれる心配がないというサメの仲間、ネコザメに触れるコーナーもあり、SNSで“触れる水族館”として話題になっている。

SNSを見て来園「インスタで触る水族館があるということで、子どもが触りたいと言ってたのでここに来ました」

53年前に開業した小さな水族館だが、SNSによるPR効果で、集客は、2年前と比べるとおよそ2割増えたという。

伊勢シーパラダイス・岩山慎さん「お客さまが毎年10%ずつ増えていくのは、SNSの効果なのかなと思います」

動画を使った集客方法は、ますます広がりそうだ。